① 中国AI新興企業、低コスト高性能モデルで業界に衝撃
中国の新興企業DeepSeek(ディープシーク)が2025年1月20日に初のAIモデルを公開しました。米OpenAIのChatGPTに匹敵する性能を持ちながら開発費はごく僅かという触れ込みで、業界に波紋が広がっています。
② 米国が5,000億ドルAI投資計画「スターゲイト」を発表
2025年1月21日、米国のトランプ大統領がOpenAI・ソフトバンク・オラクルとの共同事業「スターゲイト」によるAIインフラ投資計画(総額5,000億ドル)を発表しました。米国がAIで先行する狙いで、約10万人の雇用創出も見込まれています。
③ 米国、大統領令でAI規制緩和へ「偏りないAI開発」促進
2025年1月23日、米トランプ大統領はAI開発に関する新たな大統領令に署名しました。この大統領令は前政権下の安全規制を見直し、「AIの偏向を排除して革新を促す」として企業主導の開発を後押しする内容です。
④ OpenAI、新AIエージェント「Operator」発表—ウェブ作業を自動化
2025年1月23日、OpenAI社はウェブ操作を自動化できる新AIツール「Operator(オペレーター)」を発表しました。ユーザーの代わりに画面操作など複雑な作業を行うAIエージェントで、旅行計画やリスト作成なども自動化できます。
⑤ AIと量子計算で微塑性汚染除去の新手法—画期的ペプチド発見
2025年1月21日付の研究発表によると、コーネル大学らのチームがAIと量子計算を組み合わせて微小プラスチック汚染の解決に役立つ新しいペプチド(タンパク質断片)を発見しました。この方法でプラスチック分解分子の探索が効率化され、環境問題解決への貢献が期待されています。
https://news.cornell.edu/stories/2025/01/ai-quantum-drive-discovery-peptides-microplastic-cleanup
⑥ メタ、AI競争で年650億ドル投資へ—ザッカーバーグ氏「飛躍の年」
2025年1月24日、米メタ社のマーク・ザッカーバーグCEOは「今年はAIの飛躍の年」と述べ、年間で最大650億ドルをAI開発基盤に投資する計画を明らかにしました。ライバルに対抗すべく、AI用データセンター整備やAI人材増強に巨額投資する動きです。
https://www.reuters.com/technology/meta-invest-up-65-bln-capital-expenditure-this-year-2025-01-24/
⑦ 独メツラー銀行、社内生成AIプラットフォーム導入で業務改革
2025年1月22日、ドイツの老舗銀行メツラーはスイス企業Unique社と提携し、社内向けAIプラットフォーム「MetzlerGPT」を導入しました。生成AIで業務効率化とサービス向上を図る取り組みで、約800人の行員の業務に変革をもたらしています。
⑧ アップル、AIによるニュース要約機能を誤報で一時停止
2025年1月17日、米アップル社はニュース記事を自動要約するAI機能を一時停止しました。同社のニュース通知で誤った見出しが配信され批判を受けたための措置で、現在改良を進め、今後再開を予定しています。
⑨ ソフトバンク、米ロボットAI企業に約650億円出資へ交渉中
2025年1月29日報道:ソフトバンクグループが米ロボティクス企業Skild AI(スキルドAI)に5億ドル(約650億円)出資する交渉を進めていると伝えられました。このスタートアップは汎用ロボット知能を開発しており、ソフトバンクはAIとロボットの融合に向けた動きを強めています。
https://www.japantimes.co.jp/business/2025/01/29/tech/softbank-ai-robotics-funding/
⑩ チェイナリシス、AI不正検知の新興企業を買収—金融詐欺対策を強化
米ブロックチェーン分析企業チェイナリシスはAIによる不正検知スタートアップのAlterya(アルテリア)社を買収しました(2025年1月発表)。金融業界でAIを活用して詐欺対策を強化する動きの一例とされています。
https://www.fintechfutures.com/2025/01/chainalysis-acquires-ai-fraud-detection-solution-alterya/